2018年4月10日
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nakamura
江戸と暖簾
暖簾は江戸の文化です。
現在の屋外広告物という有形の価値と、商家の顔や資産であるという無形の価値は、江戸時代に江戸の問屋街での競争の中から定着しました。中でも、現在の「三井」の前身である「三井越後屋呉服店」が暖簾を広告物として画期的に活用しながら事業を大きく拡大して行きました。この頃には暖簾が屋外広告物として様々に使われ、現在の様式に定着しました。つまり、暖簾は江戸で育まれて進化・普及した江戸独自の文化といえます。西洋の紋章と違い、日本の家紋は庶民も持っているものでした。円を基調に様々な意匠の紋を染め抜いた暖簾が連なる景色は洗練された一体感のある日本らしい独自の景観です。
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