改装後の鬼怒川温泉駅はスケールが大きく、開放的な空間となるので、それに見劣りしないように存在感のある暖簾を目指し、また落ち着いて洗練された雰囲気と調和を生むために、ボリューム感がありつつ生地の風合いを大切にしました。生地にはネップという糸の節のランダムな表情があるので、サイズが大きくても立体的で間延びせずに、とても存在感がありつつ柔らかな暖簾となりました。
5メートルの大暖簾が5つ連なる景観は壮観です。
また、駅舎のリニューアルと共に、SL「大樹」が鬼怒川温泉駅から下今市駅間で運行が始まり大変賑わっています。暖簾も鬼怒川温泉の盛り上がりのお手伝いができればと思います。
2017年12月27日
Facade